Vol.3 人と蚕がつむぐ営み ~群馬県編~

分割再生&解説ハンドブック Part 3 養蚕のサイクル

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養蚕の過程をご紹介します。

解説ハンドブック

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養蚕農家が蚕を育て、繭を収繭(収穫)するまでをご紹介します。

1.交尾から産卵まで

養蚕業は、まず蚕の卵である「蚕種」を得るところから始まります。蚕種は一般的な養蚕農家が自分の蚕で作るのではなく、蚕種を専門に生産する「蚕種製造業者」が製造します。これを養蚕農家が購入し、ふ化させ、育てていきます。

2.ふ化から3齢まで

蚕の幼虫時代は、1齢から5齢までの段階に分かれています。その最初の1齢から3齢の時代を「稚蚕」と呼んでいます。稚蚕期の蚕は体も小さく、病気にかかりやすいデリケートな時期。そのため、現在は外気から完全遮断され、衛生管理の行き届いた「稚蚕共同飼育所」などで管理育成が行われるのが一般的です。さらに群馬県では、エサの桑の葉と一緒に入ってくる野外の昆虫からの病原菌感染などを防ぐため、徹底した衛生管理のもとで人工飼料などを効果的に用いて、たいせつに稚蚕を育てています。

3.3齢から5齢まで

蚕は3齢なるとようやく養蚕農家のところにやってきます。この時期は、もっとも蚕が桑の葉を食べて成長する時期。そのため1日に新鮮な桑を3回から4回も与えなくてはなりません。養蚕農家にとってはひじょうに忙しく、重労働が続く時期でもあります。

4.繭づくり、お蚕上げ

5齢になった蚕は、ある時期から桑を食べなくなり、体の色も乳白色から飴色に変化してきます。繭づくりの時期「熟蚕」になったのです。蚕が繭を作る枠となる回転まぶしにこの熟蚕を移す作業が、「お蚕上げ」。この模様は映像本編でも詳しく紹介されています。

5.収繭(収穫)

蚕が繭を作り始めて8日ほど経つと、農家は回転まぶしから繭を取り出します。これが「収繭」、農作物でいう収穫作業に当たります。こうして集められた繭は出荷場へと運ばれ、品質がチェックされたあと、生糸工場へと配送されていくのです。

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収録時間 8分26秒
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