Vol.1 空と海の間に築く未来への遺産 ~石川県編~

分割再生&解説ハンドブック Part 1 千米田について

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プロローグ~輪島市、白米地区の紹介。
世界農業遺産「白米の千枚田」をご紹介しています。

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「棚田」と「千枚田」

棚田(たなだ)とは、山の斜面や谷間の傾斜地に階段状に作られた水田のことをいいます。傾斜がきつい土地で、耕作単位が狭い田が規則的に集積し、それらが一望の下にある場合は、千枚田(せんまいだ)とも呼ばれます。

棚田は、わたしたちの祖先にあたる人々が、山や谷を切り開き、石垣などを積み上げて傾斜地に作った田んぼで、いわば先人たちの知恵と苦労の結晶といえるでしょう。「千枚田」という名前は田の数が多いことに由来しますが、「狭い田」が「千まいた」になり「千枚田」と呼ばれるようになった、という説もあります。

農林水産省の定義では、「棚田」は、傾斜度が20分の1(水平距離を20メートル進んで1メートル高くなる傾斜)以上の水田を指します。農水省と日本土壌協会が行った調査では、日本にある約250万ヘクタールの水田のうち、8%を占める約22万ヘクタールが棚田に該当するといわれています。

数ある棚田の中でも、能登地方の白米地区や信州地方の姨捨の棚田などはよく知られ、その景観の美しさは文学作品にもたびたび描かれてきました。1995年の高知県梼原町で行われた「第1回全国棚田(千枚田)サミット」や、1999年に選定された「日本の棚田百選」などが契機となり、「農民労働の記念碑」「日本のピラミッド」ともいわれる歴史的文化遺産としての評価が高まり、日本の原風景として全国的に保全活動が行われるようになりました。また、本編でも紹介している白米の千枚田は、2001年に史跡名勝天然記念物に指定されただけでなく、日本で初めてFAO(国連農業食糧機関)の「世界重要農業資産システム」(通称「世界農業遺産」)にも登録されました。

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収録時間 6分8秒
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