福井県

06ソバの収穫と農業者の未来

ソバの収穫の様子

Vol.43

Ep.6

 10月後半になり昼夜の寒暖差が大きくなってくると、いよいよ収穫時期を迎えます。福井県では「在来種」のソバを通常よりも1~2週間早刈りすることが推奨されています。早刈りされたソバは収穫量が安定するメリットがある上、緑がかっている実が多い分、香りが強いのが特徴です。 

本作に登場する村岡農場でも、昨年よりは1週間遅れたものの、無事に収穫時期を迎えました。家族総出で収穫を開始し、孝治さんに続いて、孫の烈央さんも収穫機の運転を行います。その様子を、「早よ代替わりせなあかんな」と安堵の表情を浮かべながら見守る孝治さん。 

代々受け継がれてきた「在来種」を守りながらも、時代に合った育成方法を模索する福井県のソバ。そして、生産者の村岡孝治さんもまた、自身が培ったソバ栽培の技術を孫の代へ受け継ごうとしていました。