茨城県
04メロンの収穫と消費者に応える産地の努力

収穫を迎えたメロン
Vol.42
Ep.4



メロンは水管理の重要な作物です。定植、着果、実の肥大時、硬化期、ネット発生期、ネット完成期、収穫前などの各ステージによって、水の必要量を細かく調整しながら育てていきます。とくに網目模様の出来具合は水管理と温度管理に左右され、きれいなネット模様をつくるのが生産者の腕の見せどころです。
収穫10日前には水を切って、メロンの甘みを最大限に高めます。収穫が近づくと実のすぐ上の葉は水切れで黄色くなってきて、収穫を知らせる一つの目印になります。実の底(お尻)がしっかり膨れて、細かなひびが入っているかどうかも適期を見極めるサインです。
主産地であるJA茨城旭村の青果物管理センターでは、光センサーで糖度や熟度などを測定するシステムを導入し、糖度12度以上の高品質なメロンの安定出荷を実現しています。選果と同時に、生産者、収穫日、栽培履歴などメロンの個体情報にアクセスできる二次元コードを貼り付け、「安全・安心」と品質で、消費者に選ばれる産地をめざしています。
