【群馬県編】元祖メイドインジャパン

群馬県富岡市にある富岡製糸場。これは1872（明治5）年、当時の日本の主力輸出品だった生糸の品質を改良しようと、フランスの近代技術を導入して創設されたものです。日本にとっては初となる、本格的な国家主導の官営工場でした。
明治時代、こうした器械製糸工場の出現によって、生糸の輸出が大きく増加。群馬県内ではその原料となる繭を増産するべく、多くの養蚕農家が生まれました。