茨城県

08縁起のよいレンコン料理と初春の梅まつり

初春の偕楽園

初春の偕楽園

Vol.42

Ep.8

レンコンには複数の穴があいていることから「将来の見通しがよくなるように」と願いが込められ、縁起物として親しまれてきました。正月料理でも定番です。

生産者の酒井ひろ子さんから、郷土の味を教わりました。煮汁がたっぷりとしみ込んだ「レンコンの丸煮」、すりおろしたレンコンをカニ風味かまぼこや桜エビ、ツナなどと混ぜて油で揚げた「レンコン団子」、きんぴら、サラダ、小豆レンコン。息子の秀明さんは、「レンコンのおいしさを感じてほしい」と、レンコン作りへの思いを語ります。

年が明けると、初春のきりっとした空気に梅が香ります。日本三名園の一つ「偕楽園」と水戸藩の藩校「弘道館」を舞台に毎年2~3月にかけて開催される「水戸の梅まつり」は、合計3,800本もの梅が咲き誇り、日本らしい情緒を届けてくれます。360度のパノラマで梅花を眺望できる「東西梅林」は見どころの一つ。園内ではライトアップされた夜の観梅を楽しむこともできます。