福岡県

03.聖福寺の献上茶壺式典とお茶結びプロジェクト

聖福寺献上茶壷式典での口切の儀

Vol.20

Ep.03

聖福寺(しょうふくじ)は建久6年(1195年)に鎌倉幕府初代将軍の源頼朝よりこの地を賜り、栄西禅師(ようさいぜんじ)を開山として創建された禅寺。元久元年(1204年)には後鳥羽天皇より日本で最初の禅寺である「扶桑最初禅窟(ふそうさいしょぜんくつ)」の勅額を賜っています。栄西禅師は中国(南宋)から茶の種子を請来し、茶樹の栽培や喫茶の方法を伝え後に茶祖と称された人物。栄西禅師が京・栂尾高山寺の明恵上人に茶の種を分けた話は有名です。この聖福寺で行われる献上茶壺式典は、“日本の茶文化に根差した日本の食と日本人の精神や文化を通じて、豊かな個性ある地域づくり・人づくりをめざす”一般社団法人お茶結びプロジェクトが行っている事業。煎茶による子ども茶会や親子の茶育教室、そして代表的な茶産地による茶壺奉納から口切の儀、献茶ふるまいなどを毎年聖福寺で行っています。