福岡県

04.広川町「あまおう」の収穫

あまおうは海外からの人気も高い

Vol.20

Ep.04

「あまおう」は福岡県農業総合試験場で育成され、2005年に登録されたイチゴの品種。その名は「あかい」「まるい」「おおきい」「うまい」の頭文字を合わせたもので、「甘いイチゴの王様になれるように」という願いも込められているとか。

あまおうの母親は「久留米53号」で、「とよのか」×「てるのか」の掛け合わせ。父親の「92-46」は「久留米49号」×「さちのか」の交配種。さらに「久留米49号」の両親が「とよのか」×「女峰」。つまり、「あまおう」はかつて西日本のトップを誇った「とよのか」の血統がしっかりと継承されているイチゴなのです。

また「あまおう」はサイズが大きいのが特徴で、32年間保持されていた世界最重量のイチゴの記録を抜き、250gでギネスワールドレコーズにも認定されました。品質を低下させないよう栽培管理をしっかり行っており、福岡県のブランドとして育成するために、栽培・販売ができるのは基本的に福岡県内の生産者だけ。香港を中心に海外にも輸出されており、外国人からも高い人気を得ています。