香川県

02.小豆島の名産。オリーブ、醤油、手延べそうめん、電照菊

小豆島の手延べそうめん作り

Vol.04

Ep.02

小豆島の醤油作りは約400年の歴史があります。香川県内で製造される醤油の半数近くが小豆島産で、その特徴は「木桶仕込み」という昔ながらの手法にあります。島内には「醤(ひしお)の郷」と呼ばれる町並みがあり、多くの醤油蔵が軒を連ねています。

そして、島のもう一つの名産が「手延べそうめん」。製麺時に小豆島の特産であるごま油が練りこまれており、これによって固有の風味が生まれ、酸化しにくいそう。小豆島の手延べそうめんは、奈良県の三輪そうめん、兵庫県の播州そうめんと並ぶ、日本三大そうめんの一つに数えられます。

また、電照菊(でんしょうぎく)も、小豆島を代表する名産品の1つ。日が短くなるにつれて開花する菊の性質を利用し、夜間にハウスの中で照明を施し栽培する方法です。毎年9~11月中旬の夜、島内のビニールハウスが黄色っぽい白熱電球の光で浮かび上がり、漆黒の空をぼんやり照らすその輝きが瀬戸の海に映える様は、小豆島の秋の風物詩として人々の記憶に深く刻まれています。