徳島県
04.徳島の名産・なると金時、勝浦座の今後
Vol.32
Ep.04
徳島県のブランド甘藷(サツマイモ)「なると金時」は、県北東部の砂地地域(鳴門市、北島町、松茂町、徳島市など)で栽培されています。高系(こうけい)14号という早掘り理用の品種で、表皮が赤く、味・形の優れたサツマイモを育種。1980年頃、鳴門~徳島周辺の特定地域で生産されるサツマイモが「なると金時」と命名されました。2007年には地域団体商標として特許庁に登録されています。
なると金時のおいしさの秘密は土壌。渦潮で有名な鳴門の海からのさわやかな潮風がそよぐ砂畑で育てられます。従来からの砂地である砂丘畑と、海砂を客土(砂を運んでくること)した砂地の畑で栽培されており、海水のミネラルをたっぷり含んだ水はけの良い砂地土壌だからこそ、良質な「なると金時」ができるのです。
なると金時は、各地域によって独自のブランド名がついているものもあり、里浦町では「里むすめ」、松茂町では「松茂美人」、川内町では「甘姫」などがあります。