山形県
04.田麦俣の多層民家と鷹匠。王祇祭の準備
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兎を狩る鷹
Vol.16
Ep.04
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鶴岡市朝日地域の田麦俣(たむぎまた)は室町~江戸時代、湯殿山信仰の宿場町として大いに栄えました。各地から集まった参拝者が夜ともなると路上に出て、一杯機嫌でお国自慢の歌や踊りを披露し、連日お祭りのようだったといいます。
明治中期に養蚕が導入されると、この地域では「多層民家」と呼ばれる独特の形状の家が建つように。兜屋根で内部が四層に造られている家屋で、土地が狭く積雪が多いことからこの形になったと推定されます。
この田麦俣に住んでいたのが、日本最後の鷹匠(たかじょう)・松原英俊さん。実際に鷹を使って狩りをする技術をもつ日本唯一の人物で、自身は青森生まれですが、大学卒業後に山形県真室川町の鷹匠、沓沢朝治さん(故人)に弟子入りして鷹匠になりました。真室川町加無山(かぶやま)のふもとの山小屋や鶴岡市田麦俣の山小屋で、冬は鷹狩りに明け暮れる日々。2015年からは田麦野(天童市)の古民家に居を構え、鷹匠としての活動を続けています。
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