兵庫県
05.豊岡の夏の風物詩「柳まつり」と花火大会
Vol.21
Ep.05
豊岡市では安土桃山時代、円山川の氾濫原に自生するコリヤナギを材料に柳行李(やなぎごうり=着物などを入れる箱)の生産が始まり、明治以降はこれがトランクやカバンの生産に発展。現在は日本一のカバン生産地です。
「柳まつり」は毎年8月に開催される但馬(たじま)三大祭りの一つで、豊岡市の特産品である柳行李(豊岡杞柳細工)とカバン(豊岡鞄)の守護神「柳の宮神社」の例大祭。毎年約6万人の人出で賑わう但馬地域最大の夏祭りで、豊岡市の夏を彩る風物詩です。「柳まつり」は柳の宮例大祭から始まり、神輿の巡行、稚児行列、夕方からは豊岡駅通商店街で小人連・大人連約2,000人による豊岡おどり、そして2日目の夜には祭りのフィナーレとして約2,000発の花火が打ち上げられます。
一方、夏の田んぼではオタマジャクシがカエルに、ヤゴがトンボに成長しており、水位を下げた「中干し」が行われます。その後、稲の生育に必要な水を入れ、稲刈りの2週間くらい前から自然落水させていきます。