石川県

01.世界農業遺産の棚田、白米千枚田の四季

白米千枚田

Vol.01

Ep.01

日本海に面した「白米千枚田」は、世界農業遺産「能登の里山里海」を代表する棚田。日本の棚田百選、国指定文化財名勝にも指定されており、2011年には日本初の世界農業遺産として認定されました。世界農業遺産とは、世界的に重要かつ伝統的な農林水産業を営む地域やシステムを、FAO(国連食糧農業機関)が認定する制度。

白米千枚田は棚田一枚あたりの面積が約18㎡と狭く、約4haの範囲に1004枚の棚田風景が広がります。いにしえから「田植えしたのが九百九十九枚あとの一枚蓑の下」、「越中富山は田どころなれど能登は一枚千枚田」などと、古謡にも白米千枚田が唄い継がれています。

世界農業遺産の認定地域は、令和元年11月現在で世界21か国58地域、日本では11地域。記念すべき日本初の世界農業遺産登録が、2011年の石川県能登地域の白米千枚田を含めた「能登の里山里海」と新潟県佐渡市「トキと共生する佐渡の里山」でした。