石川県

07.海の幸、山の幸、手工芸品。日本三大朝市に数えられる輪島の朝市

輪島朝市の様子1

輪島朝市の様子1

Vol.01

Ep.07

日本三大朝市の一つ、輪島の朝市。勝浦(千葉県)や飛騨高山(岐阜県)といった他の朝市と比べても輪島の朝市は歴史が最も古く、かつて神社の祭日ごとに物々交換の市が開かれたことが起源とされています。千年以上も続く長い歴史の中で、売る人・買う人の物心両面でのふれあいが培われてきました。輪島の朝市のメインストリートとなる朝市通りは約360m。通りの両脇に200軒以上の露店が所狭しと並びます。

売り子は、近隣の農家や漁家の活気あふれるお母さんたち。店先に並ぶ商品も手作りでぬくもりのあるものばかりです。輪島の朝市は三大朝市の中で唯一、夕市が開かれているのも特徴。朝8時から正午までの朝市は大勢の観光客が訪れますが、午後3時から夕暮れまで神社の境内などで開かれる夕市は規模も小さく、地元の人たちのための市。朝市の活気に満ちた雰囲気とはひと味違う、昔ながらのゆったりとした時間が流れています。