香川県

09.地産地消のみかん。小豆島の農業

みかんの収穫

Vol.04

Ep.09

別名オリーブの島とも呼ばれる小豆島ですが、瀬戸内の温暖な気候を利用した野菜、果物、花などの栽培も盛んです。

小豆島の農業としては、本作でも紹介しているみかんのほか、昭和初期から栽培されているスモモ(レッドスター)なども、小豆島を代表する果実の一つ。初春にピンク色の可憐な花をつけ、初夏には真っ赤な甘酸っぱい実をつけるスモモは、そのまま食べてももちろんおいしいのですが、スモモを使ったジュースやワイン、アイスクリームなども作られており、島を訪れる観光客にも好評です。

また、名水百選に選ばれた「湯舟の水」を水源とする棚田での米作り、そして菊をはじめとする花の施設栽培なども、小豆島の農業を語る上では欠かせません。

さらに最近は「らくちん栽培」と呼ばれるイチゴの養液栽培を行う農家も増えています。温暖な気候と風土を生かし、地産地消を大切にしたぬくもりのある農業、それが小豆島の農業の特徴です。