奈良県

04.富有柿の収穫

台風や病害虫の被害もなく、順調な年

Vol.33

Ep.04

柿の品種の中で最も多く生産されている富有柿。岐阜県瑞穂市発祥の完全甘柿で、御所(ごしょ)系統が起源とされています。その木を福島才治なる人物が別の木に接ぎ木して育成。1898年の柿品評会で一等賞を獲得したことから、富有柿は広く世に知られるようになりました。果実は丸に近い四角形で、果皮はすべすべと光沢があり、果肉は緻密でとろけるように柔らか、甘みが強く果汁が多いのが富有柿の特徴です。富有柿と並ぶ代表品種に次郎柿がありますが、富有柿の果肉が柔らかいのに対し、次郎柿は硬めで歯ごたえがあることから、「富有はあごで食べ、次郎は歯で食べる」などといわれます。富有柿は西日本で多く作られ、奈良県、福岡県、岐阜県の3県で全国の半分以上を占めています。収穫時期は10月下旬から12月中旬頃まで。収穫後そのまま出荷されるものと、冷蔵で貯蔵されて翌年2月頃にかけて出荷されるものがあります。