大分県

05.豊後高田市のスイートピー農家と新規就農者

根の張りのことも考えた定植

Vol.28

Ep.05

スイートピーは、生産者の間でも栽培の難しさで知られる花です。日本では大正時代から栽培が始まり、1970年代まではマイナーな品種でした。その理由は花持ちの悪さ。市場に着く頃には花が落ちてしまうこともたびたびで、スイートピーは日持ちの悪い花の代表のように語られていたのです。それを払拭したのが、STS処理という花持ちをよくする技術。この普及によって出荷前の落花が防がれ、日持ちも格段に良くなったスイートピーの人気は急上昇、生産量が拡大しました。