福島県

01福島県の地勢と文化

会津彼岸獅子

会津彼岸獅子

Vol.40

Ep.1

東北の最南端に位置する福島県は、みちのくの玄関口と呼ばれ栄えてきました。面積は全国で3番目に広く、県庁所在地の福島市を有する県心部の「中通り」、県内では比較的温暖な気候で、漁業も盛んな「浜通り」、三方を山地に囲まれた豪雪地ながら、江戸時代には会津藩の城下町として栄えた「会津」と、大きく3つの地域に分けられます。それぞれ異なる気候風土を生かし、独自の歴史や伝統文化を形成してきました。とくに「会津」は、北部に会津富士とも呼ばれる磐梯山を有し、その裾野には色彩豊かな五色沼湖沼群や福島のシンボル・猪苗代湖が広がり、古くから米をはじめさまざまな農作物が生産されています。こうした暮らしの中から生まれた「会津彼岸獅子」は、豊作を祈願する伝統行事です。地元ブランド鶏「会津地鶏」の羽を付けた獅子頭をかぶった獅子たちが、三体一組になって市内を練り歩き、優雅な舞を披露。春の訪れを知らせる行事として現在に伝承されています。