岐阜県

07.第3回和牛甲子園まで残り1か月

出品する牛は通常よりも長い期間の肥育で品質を高める

Vol.31

Ep.07

全国には農業高校が約300校あり、畜産学科が設置されている学校を中心に授業やクラブ活動で和牛が飼育されています。そんな高校生たちが集まり、日ごろの和牛飼育の取り組みを発表するとともに、枝肉の肉質を競い合う成果の場として開催されているのが「和牛甲子園」。その構想は、JA全農グループ内の新規事業企画提案制度で採用された案から始まりました。「肉牛農家の後継者不足が深刻化する中、将来の担い手である高校生に就農意欲を高めてもらうきっかけ作りに」という思いが込められています。全国から高校球児ならぬ“高校牛児”たちが集まって真っ向勝負をする場、「和牛甲子園」。和牛甲子園のねらいは、牛大好き高校生たちに大会出場という具体的な目標を持ってやりがいを見出してもらうとともに、同じ志をもつライバル同士が互いに切磋琢磨しながら交流し合うこと。2021年の第4回大会はオンライン開催となりましたが、年々出場校が増え、和牛甲子園は全国的な広がりを見せています。