三重県
01.日本三大御田植祭の一つ、志摩市の伊雑宮御田植祭
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伊雑宮の御田植祭
Vol.23
Ep.01
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伊雑宮は伊勢神宮の別宮の一つ。そもそも伊勢神宮とは一つの神社ではなく、天照大御神を祀る内宮・皇大神宮と、食物・穀物を司る豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る外宮・豊受大神宮の2社(正宮)のほか、この正宮と関わりの深い神を祀る別宮14社、さらに関連する摂社・末社・所管社109社を含めた総称です。その別宮の1つが伊雑宮。他の別宮が伊勢市内にあるのに対し、遠い志摩にあることから遙宮(とおのみや)とも呼ばれます。
伊勢神宮には神嘗祭(かんなめさい)をはじめ五穀豊穣を祈願する祭りが多数ありますが、伊雑宮御田植祭は古くからある田の神への祈り。日本各地ではこうした田の神を「サンバイ」などと呼び、神を招き降ろすための行事として「サンバイオロシ」、「サビラキ」、「サオリ」と呼ばれる祭りが田植え前に行われていました。これらが江戸時代以降、着飾った早乙女たちが太鼓や鉦(かね)の囃子(はやし)で田植唄を歌う花田植、大田植と呼ばれる華やかな祭事へと変化していきます。
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