05.産地の取り組み、柿の里まつり

「日本一の柿のまち」五條市を象徴する市内最大の柿イベント「柿の里まつり」。主催するのはJAならけん西吉野柿部会青年部。柿の里まつりは約20年前、自分たちの力で柿産地を盛り上げようと始めた取り組みで、柿選果場を会場に柿にちなんだイベントが盛りだくさんです。柿をふんだんに使った料理を味わえるKakiCafeブースは、若手農家が企画したもの。地元の中学生が育てた柿の販売や、高校生による吹奏楽の演奏、そして柿の詰め放題など、柿の里まつりは子どもから大人まで一日中楽しめると評判です。また、五條市では2019年にローマ教皇が来日した際に柿を献上。西吉野柿選果場で開催された「ローマ教皇への献上柿選別式」で全出荷量の1％に満たないプレミアム商品（奈良県プレミアムセレクト）の柿を箱詰めし、お届けしました。大使館からは「ローマ教皇が五條市の柿を召し上がり、非常に喜んでおられました。五條市の柿農家の皆様にお伝えいただければ幸いです」とのお返事があったそうです。