奈良県

07.大和野菜、片平あかね

葉脈から根の先まで赤いのが片平あかねの特徴

Vol.33

Ep.07

「片平あかね」とは何やら女優さんの名前のような響きですが、奈良県のブランド野菜「大和野菜」の一つです。奈良の歴史と文化を受け継いだ独自の栽培方法によって、「味・香り・形態・来歴」などに特徴をもつ野菜を、県が認定したものが大和野菜。大和野菜は在来種である「大和の伝統野菜」20品目と、栽培などに工夫を加えた「大和のこだわり野菜」5品目からなります。片平あかねは根の先まで真っ赤な細長いカブで、山添村片平地区で古くから栽培されてきました。地域では優良系統を選抜するために毎年品評会を開き、種子を守り続けています。大和野菜は他に、大和まな、千筋みずな、結崎ネブカ、大和きくな、下北春まな、軟白ずいき、花みょうが、ひもとうがらし、紫とうがらし、大和三尺きゅうり、黄金まくわ、大和丸なす、宇陀金ごぼう、祝だいこん、小しょうが、筒井れんこん、大和いも、味間いも、黒滝白きゅうり、大和ふとねぎ、大和寒熟ほうれん草、半白きゅうり、香りごぼう、朝採り野菜、などがあります。