大分県
08.豊後高田のスイートピー、収穫と出荷
Vol.28
Ep.08
1月21日はスイートピーの日。この時季最も香り豊かできれいに咲くこと、そして3種の花びらが左右対称でそれぞれ1枚、2枚、1枚あることから、全国の花卉生産者や関連団体などで構成する日本スイートピーの会が制定しました。
1970年代までは日持ちの悪さから花卉の中でもマイナーな切り花だったスイートピーですが、STS処理と呼ばれる技術革新により、96年には年間約1億7300万本と、10年間で8倍にまで急成長しました。同期間の花卉類でもキク類は1.4倍、バラは2.1倍、カーネーションは1.2倍、全切り花は1.6倍の伸びですから、いかにスイートピーの拡大幅が大きかったかがわかります。
現在、スイートピーの流通量は約8,000万本(2017年推定値)と、最盛期の半分以下。キク類は14%減、バラ39%減、切り花全体で22%減ですから、スイートピーの減り方はひときわ厳しい状況。産地ではさらなる技術革新や付加価値の創出に向け、花卉生産者が一丸となって懸命な努力を続けています。