大阪府
05.大阪の秋。大阪ぶどうと地元フルーツの菓子工房
Vol.35
Ep.05
実りの秋。河内長野市のブドウ農家・垣内義人さん(35)が大阪ぶどうの収穫に励んでいます。大学在学中に父を亡くしたことから、卒業後すぐに農業の道へ。就農当初は、収穫前の果実が軒並み割れてしまったり、雪でブドウ棚が押しつぶされたりと、大変な状況が続いたそうです。
農園の圃場整備が完了した5年目以降、ブドウ畑を拡大。現在はブドウをメインに、6月スモモ、7月桃・ブルーベリー、8・9月ブドウ、10月柿、11~2月柑橘類と、多角的な農業経営に取り組んでいます。
大阪ぶどうへのこだわりは、完熟するまで早採りしないこと。収穫時はていねいに自らの目と舌で確認します。農薬の使用を最小限におさえ、化学肥料や除草剤は使っていません。
地元の焼き菓子店「菓子工房ナボット」で働く妻のみつ絵さんは、義人さんが育てた果物を使ったお菓子の商品開発にも取り組んでいます。この日は収穫したばかりの大阪ぶどう「藤稔」をふんだんに使用した、米粉のタルトを焼き上げました。