島根県

04.出雲大社 平成の大遷宮と神楽殿の大しめ縄作り

新しい大しめ縄完成

Vol.13

Ep.04

神社や正月飾りなどでおなじみのしめ縄ですが、その由来として一番多く語られるのが『古事記』『日本書紀』の「天岩戸」の神話です。アマテラスの弟でありオオクニヌシの祖先でもあるスサノオが天界で暴れるため、怒ったアマテラスは天岩戸に引きこもってしまいます。アマテラスはアメノウズメの踊りで誘い出されますが、その後再び岩に戻らないよう張られたのがしめ縄(尻久米縄/しりくめなわ)。神も突破できない強力な境界線というわけです。

出雲大社「平成の大遷宮」で取り替えられた大しめ縄は、長さ13.6m、重さ5.2t、胴回りは最大8mにもなります。飯南町の出雲大社勧農講社頓原(とんばら)支部、飯南町注連縄企業組合が奉製しました。昭和56年の神楽殿造営以来、宗祠「平成の大遷宮」本殿遷座祭、また出雲大社教「特立130年」の大祭を祝して行われた取り替えに続き7度目。平成の大遷宮は、平成20年~28年を第1期とし、その後平成31年までの第2期をもって全ての事業が完了しています。