栃木県

01.日光の春、二荒山神社の弥生祭

花屋台の奉納

Vol.19

Ep.01

日光の春は弥生祭から始まる――ともいわれるように、毎年4月に行われる日光二荒山(ふたらさん)神社の例祭・弥生祭は、日光に絢爛たる春を告げます。767~770年に始まったとされる伝統ある例大祭で、かつては太陰暦3月に行われたので弥生祭と呼ばれているとか。

本社・滝尾・本宮の三社の神輿飾祭(しんよかざりさい)を皮切りに、5日間にわたって斎行され、見どころは日光地区東町7台・西町4台の計11台におよぶ花家体(はなやたい)が繰り出される「各町家体繰出し」。先番(はなばん)当番町を先頭に威勢のいい掛け声で花家体が坂道を駆け上がると、祭りは最高潮に。弥生祭は昔から古いしきたりを重んじ、格式通りに進める祭りであるため、一つまちがうと町単位で 「ごた(トラブル)」になることもあり、「ごた祭り」と呼ばれるほど。そのため、大老から若者までが神経をとがらせ、何か支障があった場合には祭りの進行が止まり、予定通りにいかないこともままあるそうです。