福島県

04アスパラガスの収穫作業と定植

アスパラガスの定植

アスパラガスの定植

Vol.40

Ep.4

アスパラガスは30㎝ほどの長さに生長した芽を1本ずつ手作業で収穫します。アスパラガスは呼吸量が多く、収穫後も自らのエネルギーを消費し続けるため、鮮度維持の難しい作物の一つです。気温の低い夜間ほど呼吸が抑えられるため暗いうちから収穫します。 

アスパラガスは、定植すると地下部分で生存し続ける宿根性の作物で、同じ株から10年以上収穫することができます。そのため、定植1年目は収穫せずに貯蔵根に養分を蓄えさせ、2~3年目から収穫することで安定した出荷量を確保します。アスパラガスのじつに9割以上が水分。乾燥すると生長が鈍くなってしまうため、定植した後はこまめに潅水管理し乾燥させないよう大事に育てていきます。 

本作に登場する生産者は、東日本大震災をきっかけに就農。夫婦二人三脚で大事に育てたアスパラガスを自宅で経営するレストランでも振る舞っています。