岐阜県

01.岐阜に息づく伝統と、高校生たちの奮闘

山の頂に天守を構える岐阜城 

山の頂に天守を構える岐阜城 

Vol.31

Ep.01

日本のほぼ中央に位置する岐阜県。県北部の飛騨地域には標高3,000mを超える日本アルプスの山々が連なり、岐阜県南部の美濃地域には木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)の濃尾平野が広がります。山紫水明の自然に恵まれ、古くから「飛山濃水」(飛騨の山、美濃の水)の地と呼ばれた岐阜県では、自然と伝統に根ざした豊かな文化、産業が育まれてきました。県南西部の平地では温暖な気候を生かした稲作が、そして中濃・東濃・飛騨地域の山間部から高冷地にかけては夏秋トマト、ホウレンソウ、夏ダイコンなどの野菜作りが盛んです。岐阜県の山地では畜産や酪農。そして水産業では、鮎漁を中心とした河川での漁業、ニジマス、アマゴなどの養殖も行われています。一方、県下最大規模の生徒数を誇る岐阜県立飛騨高山高等学校では、生物生産科の生徒たちが肉牛の飼育管理に励んでいます。「和牛甲子園」や「全国和牛能力共進会(高校生の部)」での優勝経験もある強豪校で、日本一をめざす高校生たちの挑戦を追いました。