09.第3回和牛甲子園、運命の結果発表

全国の農業高校で肥育された和牛を対象に、体験発表会と和牛枝肉共励会が開催される和牛甲子園。2020年1月開催の第3回和牛甲子園には全国17県・30校から“高校牛児”が集まり、枝肉共励会に44頭が出品されました。総合部門の最優秀賞に輝いたのは、鹿児島県立市来農芸高等学校。飛騨高山高校の3連覇はなりませんでした。共励会に先立って行われた体験発表会で最優秀賞を獲得した市来農芸高校は、「牛から学ぶかけがえのない青春」と題して発表。その得点44点(50点満点)に共励会での得点46点を加算し、総合90点で第3回和牛甲子園の最優秀賞を獲得しました。「去年は優秀賞で悔しい思いをした」と同校生徒。「今年の枝肉はいつもと違う美しさがあった。皮下脂肪が若干多かったので、日ごろから気をつけて管理していく必要があると思う」。第3回和牛甲子園主催のJA全農は「高校生たちの牛飼いにかける熱い思いに圧倒され、プロ農家顔負けの技術レベルに驚かされた。これからの畜産業界を盛り上げてほしい」と話していました。