北海道

02.根釧台地の酪農家が作り上げた根室フットパス

牛の放牧

Vol.06

Ep.02

北海道最東端、オホーツク海に面する根室地域。根釧(こんせん)台地に位置するこの地は、夏は冷たい海霧が発生し、冬は雪こそ少ないものの厳しい寒さで大地が凍結するため、十勝地域のように大規模な畑作ができません。

そこで始められたのが牧畜。戦前までは、農耕馬や軍用馬の生産が主でしたが、戦後、機械化に伴って馬の需要がなくなると、乳牛を主とした酪農へと転換。幾度かにわたる国家プロジェクトにも後押しされながら、根釧台地では先進的な大型酪農経営が展開されるようになり、現在ではこの地域だけで15万頭以上の乳牛が飼養されています。全国の牛乳における生産シェアは約1割を占めています。

今や日本を代表する酪農地帯の根釧台地ですが、厳しい自然環境のため畑作に向かなかったこともあり、湿地帯や複雑な地形が手つかずの状態で残されています。こうした場所には貴重な動植物が生息し、釧路湿原を代表とする根釧台地の美しく雄大な自然景観が。この自然が育む大地の魅力を自分の足で歩いて体感できる、「根室フットパス」も実施されています。