北海道

08.凍てつく北の大地。十勝のスケーターを生み出す手作りスケートリンク

手作りアイススケートリンク

Vol.06

Ep.08

季節は再び巡り、厳しい寒さと雪に閉ざされる冬。小学校の校庭は積雪で覆われてしまうため、子どもたちは屋外で遊べません。そこで十勝地域の学校では、保護者が子どもたちのために校庭の雪をならして、アイススケートリンクを手作りします。こうした地元の人たちの努力によって、子どもたちは冬でも元気いっぱい外で遊ぶことができるのです。

手作りのスケートリンクという恵まれた環境だからこそ、歴代のオリンピックや国際大会で優秀な成績をおさめるトップクラスのスケート選手が、この地から毎年多く輩出されるのでしょう。

そして、マイナス20℃にもなる厳しい寒さの中でも、生き物相手の酪農の仕事は休むことができません。春や夏のような飼料作りの畑仕事はなくとも、牛たちの搾乳作業は365日、1日たりとも休めないもの。私たちが口にする新鮮でおいしい牛乳や乳製品は、こうした酪農家の日々の仕事によって支えられているのです。