北海道

04.北海道の風物詩「牧草ロール」。根室フットパスの整備

牧草ロールと北の大地

Vol.06

Ep.04

初夏から秋にかけ、牧草地に出現する巨大なロールケーキのような物体。北海道の代表的な景観ともいえる牧草ロールです。正式には「ロールベールラップサイロ」といい、専用の大型機械で牧草を直径1.5~2mほどの大きさにまとめ、ポリエチレンのラップでロール状にくるんだもの。牛たちの飼料になります。

こうした北海道ならではの雄大な自然や広大な牧草地を、自らの足で歩いて魅力を体感してもらおうと作られたのが「根室フットパス」。地元の酪農家集団AB-MOBIT(エービーモビット)によるものです。フットパスとは、古い町並みや田園、森林地帯などの風景を楽しみながら歩ける小道のこと。イギリスが発祥とされ、日本でも近年、各地で整備が進んでいます。フットパスは誰でも自由に歩いて楽しむことができるものですが、AB-MOBITでは年間を通じて様々なツアーやワークショップを開催し、フットパスを通じた地域興しに取り組んでいます。