三重県

08.志摩市の稲刈り。美し国(うましくに)・三重のお米

こうべを垂れた稲穂

Vol.23

Ep.08

紀伊半島の東部に位置し、平野、盆地、山地といった地形の複雑さから多様な気候の地域をもつ三重県。三重のお米の中心は伊勢平野や伊賀盆地で、早場米(はやばまい。通常よりも早く出荷される米)の産地として知られています。代表的な銘柄米はコシヒカリで、中勢・南勢地域を中心に県内全域で広く栽培。
また、北西部に位置する伊賀地方は肥沃な土壌と昼夜の気温差が大きいことから良質米の産地として知られ、中山間地域の基幹品種として「伊賀米」が育てられています。さらに注目は2012年デビューの三重のお米「結びの神」。三重県で開発された新品種「三重23号」のうち、品質基準を満たすものだけがこの名で販売されており、粒が大きく食味良好、もっちりとした食感が特徴です。さらに三重のお米として開発された「みえのえみ」は、「ひとめぼれ」を父に、コシヒカリ系統の「山形41号」を母にもち、それぞれの長所を受け継いだ品種。品質がよく食味のよい早生品種として、甘み・粘り・光沢の三拍子が揃っていると評判です。