宮城県
08仙台七夕まつり、経ヶ峯、瑞鳳殿

仙台七夕まつり
Vol.41
Ep.8



毎年8月6日~8日に開催される「仙台七夕まつり」は、伊達政宗の時代から続く伝統行事として受け継がれている、東北三大夏祭りの一つです。七夕は、もともと旧暦7月7日の行事。新暦採用や時代の流れで一時衰退していましたが、仙台では昭和のはじめに商家有志が七夕飾りを復興。戦後に現在のスタイルが定着しました。短冊(学問の上達)、吹き流し(技芸の上達)、折り鶴(家内安全、健康長寿)、巾着(商売繁盛、貯蓄)、紙衣(厄除け)、投網(豊漁・豊作)、屑籠(清潔、倹約)の7種類を飾るのが仙台の伝統的なスタイルで、とくにカラフルな吹き流しは夏の風物詩となっています。
経ヶ峯は、仙台市中心部の西南に位置する丘陵一帯で、市民が選ぶ「緑の名所」の一つにも選ばれています。その頂に建つのが、伊達政宗が眠る霊廟「瑞鳳殿」。伊達家の墓所として整備されてきた経ヶ峯には豊かな自然な残されており、老杉に囲まれた参道は静謐をたたえます。
