佐賀県
05.佐賀の秋の風物詩、熱気球の世界大会
Vol.24
Ep.05
毎年11月頃に佐賀市の嘉瀬川(かせがわ)河川敷で行われる「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」。世界中からバルーンパイロットが集結するアジア最大級の熱気球の世界大会です。1978年に福岡県甘木市で始まった大会ですが、後年この場所が福岡空港の離着陸圏内に影響することから80年より佐賀で開催に。熱気球の競技大会と並行して会場の嘉瀬川河川敷では熱気球の係留やコンサート、物産展などのイベントが行われ、来場者数は80万人超。佐賀市の年間観光客数の4分の1を占める人出で、地域への経済効果は60億円近くともいわれます。
佐賀市中心部以外はバルーンの着陸が可能な開けた土地が多いことに加え、佐賀平野では稲刈りが終わっているため、土地の所有者の許可を得て、田んぼにも多くのバルーンが着陸。飛行するバルーンの追っかけや競技を終えて着陸した選手と地元の人たちとの交流もあり、広く親しまれている秋の風物詩です。