秋田県

01 秋田県の地勢と豊かな山水

透明度抜群の水源が秋田の農を支えている

Vol.44

Ep.1

東北地方の北西部に位置する秋田県。東側には奥羽山脈が連なり、県土の約7割を森林が占めています。中央部を流れる雄物川(おものがわ)や北部を流れる米代川(よねしろがわ)沿いには広大な平野が広がり、日本海に面した沿岸部から山間部まで、地域ごとに多様な風土を有しています。

日本海側気候に属する秋田県は、冬には厳しい寒さと多くの降雪をもたらす豪雪地帯としても知られます。しかし、この豊かな雪解け水こそが大地を潤す源泉です。世界自然遺産・白神山地に代表される広大なブナの森は、降り注ぐ雨や雪を蓄えてじっくりとろ過し、不純物が除かれた清らかな水を田畑へと送り出します。夏季の良好な日照条件や、昼夜の大きな寒暖差は、日本屈指の米どころとしての歩みを支え、銘酒を生み出す酒造りなどの伝統産業を育んできました。

本作では、秋田の豊かな自然に抱かれ、幾世代にもわたり紡がれてきた伝統的な「農」と、「一粒」に情熱をかける人々の物語を紹介しています。