秋田県
02 生産量日本一の「じゅんさい」にかける生産者の想い
巧みに舟を操り収穫をする安藤晃一さん
Vol.44
Ep.2
秋田県北西部に位置する三種町(みたねちょう)は、白神山地や出羽丘陵から流れ出た豊かな水に恵まれた、日本一の「じゅんさい」の里です。「じゅんさい」は、水の良し悪しが品質を左右する繊細な水生植物。良い水が、地元で「のり」と呼ばれる厚いぬめりを育てます。
初夏、静まり返った水面に小舟を浮かべ、一本の棒で巧みにコントロールしながら若芽だけを一つひとつ手作業で摘み採る生産者の安藤晃一さん。「水と沼の管理がいちばん重要だ」と水質管理の重要性を語ります。さらに、「今は余分な茎を付けないようにていねいに採るから、本当においしいところだけが食べられる。自分で食べても、おおすごいなって思う」と時代に合わせて摘み方を変えていると言います。
「いいものをつくることが重要。技術は正直に教えるので、ぜひ若い人に継いでほしい」と、一粒にかけてきた手仕事の技術を、次世代へ繋ぐことを強く願っています。



