秋田県
04 10年の時を費やして誕生した米の新品種「サキホコレ」
あきたこまちに続く次の一粒を目指し開発
Vol.44
Ep.4
田んぼの外でも、次の時代の米づくりに向けた挑戦は続いています。激しいブランド競争の中、「とにかく最高においしい米をつくる」という目標を掲げて奮闘する秋田県農業試験場。
場長の川本朋彦さんを中心に、何千もの候補から最後の一種類へと絞り込む開発には、約10年もの歳月が費やされました。一般的に、食味の評価は分析器を使って測定したデータをもとに行われますが、秋田県農業試験場ではデータだけでなく、人の舌で判断する「食味官能試験」での評価を重視しています。最後は人間の感覚を信じて選抜したことで、秋田の新たな最上位品種となる「サキホコレ」が誕生しました。
川本さんは先人の知恵や技術が脈々と引き継がれてきた歴史を重んじています。「私は秋田の稲作の力をずっと信じ続けたい。それを伸ばすことで農業をさらに発展させられる」と語る川本さん。こうした研究者たちの情熱もまた、秋田の農の未来を支えています。



