北海道
01.冬から春へ。十勝のトウモロコシ、ジャガイモ、ビートの植えつけ
Vol.06
Ep.01
北海道の冬。すべてが凍てつく厳しい季節は、まさにしばれる寒さ。しかし、この厳しい季節を乗り越え、大地に挑み続ける人々の力強い姿があります。
広大な北海道の東部、大雪山系と日高山系の山々に抱かれた平野を流れる十勝川。その流域に広がる十勝平野を中心に、東京都と千葉県、それに神奈川県を合わせた面積よりもなお広い1万㎢を超える広大な十勝の大地で、大規模かつ機械化された生産性の高い農業が行われています。
そのメインは畑作。中でも甜菜(ビート)、ジャガイモ、豆類、麦は、全国でも高いシェアを誇る十勝地域の基幹作物です。ほかにも本作で紹介しているトウモロコシをはじめ、ニンジンやナガイモといった野菜類も多く栽培されています。
春は芽吹きの季節。長い冬を越えた十勝の大地では、種まきや植えつけなどの作業が始まりました。