北海道

06.甜菜(ビート)の工場見学。甜菜から砂糖ができるまで

甜菜(ビート)から作られた砂糖

Vol.06

Ep.06

砂糖の原料としてはサトウキビと甜菜(ビート)がよく知られています。サトウキビは温暖な地域で栽培されるイネ科の多年生植物で、夏の強い日差しによって活発な光合成を行い、砂糖の成分であるショ糖を作ります。

一方、寒さに強く冷涼な地域で育つのがビートです。見た目はダイコンに似ていますが、じつはほうれん草の仲間。根の部分に糖分を蓄え、直径10~15cm、長さ約30cmの紡錘形で重さは500g~1kg程度にまで成長します。

日本甜菜製糖株式会社の製糖工場では、秋から冬にかけて砂糖の精製作業が行われます。元々は大正8年に設立された北海道製糖株式会社と、大正9年設立の日本甜菜製糖株式会社が統合して北海道興農工業株式会社となり、昭和22年に現在の日本甜菜製糖株式会社に改称されました。

様々な工程を経てできあがる砂糖は植物原料100%、まさしく天然の甘みです。