鳥取県

04.大栄西瓜の収穫とマラソン大会

鳥取県のブランド「大栄西瓜」

Vol.26

Ep.04

16世紀頃にかけ、南蛮船によってヨーロッパから日本に持ち込まれたといわれるスイカ。江戸時代の中~後期にかけて広く普及し、夏の代表的な果物として浮世絵などにも数多く登場します。鳥取県は全国五指に入るスイカ産地。高度経済成長期以降の需要の増大に伴い、スイカ団地を造成するなど県の基幹作物として増産に力を入れてきました。昨今は核家族化が進み少人数世帯が増えたことで、かつてのような1玉丸ごとではなくカット売りが主流になりつつありますが、大玉で選果基準が厳しい鳥取のスイカは、空洞がなく甘さが均一で糖度も保証されているため、カット用としても高い評価を受けています。毎年6月に北栄町で開催される「すいか・ながいも健康マラソン大会」は、大山の山並みや日本海を眺めながらスイカ、ナガイモ畑の中を走る大会。ゴール後には大栄西瓜とナガイモのとろろ汁がふるまわれます。