鳥取県

08.鳥取砂丘の夕陽

鳥取砂丘では美しい夕陽が見られる

Vol.26

Ep.08

鳥取県鳥取市の海岸に東西16km、南北2.4kmにわたって広がり、最大高低差が90mある鳥取砂丘。日本最大級のこの海岸砂丘には、自然が作り出す風紋や砂簾、砂柱などが随所に見られます。中国山地の花こう岩などが風化して砂になり、雨によって土砂となり千代川へ。やがて日本海へ出た砂は波で海岸へ押し戻され、さらに海風で内陸まで飛ばされます。この果てしない繰り返しが長い歳月をかけ、鳥取砂丘となりました。世界的に見ても大きな起伏を有する海岸砂丘であること、さらに風紋・砂簾・砂柱といった砂丘独特の地形や、ハマゴウなどの学術的にも貴重な植物群落があることから、国の天然記念物にも指定されています。鳥取県随一の観光地として年間100万人以上が訪れる鳥取砂丘。夏の早朝・夕方などに行われる除草や海岸の一斉清掃など、ボランティアが中心となって保全活動が行われており、その参加者はほとんど地元の人たち。これもまた鳥取砂丘の大きな特徴かもしれません。